どうも!hideyuk1(@hideyuk1_jp)です!
先日、大阪にあるWeb系メインの受託開発の会社に採用が決まり、転職活動を終えることが出来ました。
32歳・未経験・大学中退・元ニートの僕でも何とかエンジニアとしてスタートラインには立てたので、今までの活動を振り返ってみたいと思います。
30代未経験からのITエンジニア転職の一事例として、少しでもどなたかの参考になれば嬉しいです。
目次
転職に向けて勉強を開始した時のスペック
「30代未経験」と一口にいっても人ぞれぞれバックグラウンドが全く違うので、もう少し詳しく転職に向けて動き出した時点での僕の状況を書きます。
- 静的なWebサイトの作成を10年以上前から趣味でやっていた
- 大学では情報システムを専攻し4回生まで進んだが中退した
- 大学中退後、実家でニートをしていた
- 親の会計事務所で働き、通常業務の傍ら独学でプログラム(主にエクセルVBA)を書いて業務効率化をしていた
- Chrome拡張機能(jQuery)を作ったりしていた
だいたいこんな感じです。
実務未経験で職歴・学歴はアレだけど、コンピューターサイエンスの基礎的な知識や、Webサイト作成やプログラミングの経験も一応あるという状態でした。
ITエンジニアに転職するまでにやったこと
ざっくりと転職するまでの流れを時系列で書くとこんな感じでした。
勉強を開始してからの準備期間も含めると約5ヶ月、実際に応募などを始めてからの期間でいうと約1ヶ月の転職活動期間でした。
それぞれの時期についてもう少し掘り下げて振り返ってみます。
2019年4月〜7月:転職に向けて働きながら勉強
この期間にやったことは概ね以下のようなことです。
- Progateで JavaScript | Sass | Ruby on Rails5 | Git | Ruby | PHP を一周
- Ruby on RailsでTwitterクローンアプリを作成してHerokuにデプロイ
- MENTAで現役エンジニアの方と契約し、課題提出とコードレビューでPHPを基礎から学習
- 雑食系エンジニアサロン、入江開発室に入会
- 「リーダブルコード」「プロになるためのWeb技術入門」「SOFT SKILLS」などを読了
- AWSの基礎的な知識を付けたいと思い、AWS認定クラウドプラクティショナーを取得
Progate は本当に分かりやすくて環境構築も必要ないですし良い時代になったなぁとしみじみ思いました。(おっさん)
あと「MENTAで現役エンジニアの方と契約し、課題提出とコードレビューでPHPを基礎から学習」したことについて、面接で掘り下げて聞かれることが多かったです。
プログラミングスクールを選ばなかった理由
4月にプログラミングスクールの無料相談は受けたのですが、プログラミングスクールは選びませんでした。
理由は、通える範囲に良さそうなスクールが無かったのでオンラインのコースに限られるが、オンラインだとコストパフォーマンスが悪いと感じたためです。
プログラミングスクールの価値は学ぶ内容自体よりも、同じようにエンジニア転職を目指す人たちと交流を持ち刺激を受けたり、チーム開発の経験が出来たりという通ってこその部分にあると僕は思ってい他ので、それらの価値が享受できないオンラインのコースに何十万も払う気にはなれませんでした。
もし通える範囲にスクールがあれば通っていたかもしれません。
2019年8月〜:実際に転職活動を開始
Wantedlyをメインに転職エージェントも使って転職活動を進めました。
Wantedlyはプロフィールが重要だと思って自分なりに充実させて、やれることはやっておこうとプレミアム登録もしました。
プロフィールを充実させる上で特に意識したのは以下の2点です。
- 継続的に努力していることをアピール
- 採用担当の方から見て分かりやすい
これらは職務経歴書を作る上でも意識しました。
応募は大阪とSkype面談が可能な東京の会社で自社・受託を中心に行っていきました。
盆明けてからは仕事終わった後に往復約4時間かけて面談に行ってまた帰ってくる日もあったりして、働きながらの転職活動は想像以上にハードでした。
ちなみにこの時期にプログラミングコンテスト(AtCoder)にPHPで参加し始めてハマりました。
2019年8月末:前職の会計事務所を退職
4月の時点で伝えてあった通り4年近く勤務した会計事務所を8月末付けで退職しました。
晴れて(?)無職となりました。
2019年9月:内定
9月の1週目に大阪にあるWeb系の受託開発の会社から採用内定の連絡をいただくことが出来ました。
実を言うとこの段階で大阪で内定が出なければ求人の多い東京に拠点を移して転職活動をしようと思っていて、少し悩んだのですが希望に合う条件の内定をいただけたのと、少しでも早く実務経験を積んでいきたかったので内定を承諾することに決めました。
退職後3ヶ月以内には転職活動に決着をつけようと思っていたので、ありがたいことに想定よりかなり早く転職活動を終えることが出来ました。
最終的にWantedly経由では、12社に応募(2社はスカウト)、4社カジュアル面談、1社面接(他3社は正式エントリーせず)、1社内定(スカウトではなく自分から応募)でした。
転職エージェント経由では、4社書類提出、2社書類通過、1社一次面接通過(内定を承諾したので最終面接は辞退)でした。
転職活動を振り返って残念だった点
オリジナルポートフォリオが完成しなかった
本当は前職を退職するまでに PHP Laravel でオリジナルポートフォリオを完成させたかったのですが、7月に若干中だるみしたせいもあり完成させることが出来ませんでした。
そのため結果的に内定はいただけましたが、転職活動はオリジナルポートフォリオなしで進めました。
ただしTwitterクローンアプリとChrome拡張機能はポートフォリオとして記載しており、完成はしてないですが Laravel でオリジナルサービスを作っていることとはアピールしました。
今後は転職用のポートフォリオではなく個人開発のオリジナルサービスとして開発を続けていきたいと思います。
アウトプット(情報発信)があまり出来なかった
ブログやSNSで学んだ内容や考えたことをアウトプットすれば学習内容の定着にも繋がるし転職活動でも印象が良くなると思っていたのですが、アウトプットの量を思うように増やせなかったのでもっと情報発信しておけば良かったと思いました。
ブログもSNSも転職活動を始める前から続けているため転職活動用というわけではないので、今後は少しアウトプット量を増やしてブログ更新したりSNSでも積極的に発信していきたいと思います。
転職活動を振り返って良かった点
自分のキャリアについて真剣に考えることが出来た
- なぜエンジニアになりたいのか?
- 5年後、10年後にどうなっていたいか?
- なぜWeb系なのか?
- なぜ今なのか?
- なぜ大学を中退したのか?
- なぜニートになったのか?
- なぜその資格を取得しようと思ったのか?
などなどWantedlyのプロフィールの入力や職務経歴書の作成や面接対策をする上で自分の考えを整理し文章化する必要があったので、自分が今後どうなっていきたいかを考えることが出来ました。
僕はまともに就職活動もしたことが無かったため、今こういった経験が出来て本当に良かったと思います。
ちなみに「SOFT SKILLS」は今後エンジニアとしてより良い人生をどう生きるかを考える上で大変参考になったのでお勧めです。
プログラミングの話は全く出てこないですが、キャリアの築き方から生産性を高める方法、お金や恋愛の話まで、数多くの方法が紹介されています。
競技プログラミングの世界を知ることが出来た
最初は転職活動に有利になるかもぐらいの興味本位で始めたのですが、時間制限がある中で実行時間やメモリの制限を考えつつ要件を満たすコードを書くというのが面白くてすっかりハマってしまいました。
正直、転職活動で評価されたのかは分かりませんが、今後も趣味として続けていきたいと思います。
最後に:これからが本番
以上のように試行錯誤しながら、30代未経験からでも何とかWeb系エンジニアとしてキャリアをスタートさせることが出来ました。
正直、後悔の多い人生を送ってきた自分ですが、今回のエンジニアへのキャリアチェンジに関しては後から振り返っても納得のいく行動だったと自信を持って言えそうな気がします。
とはいえエンジニアとしてのスタートラインにやっと立てた段階で、本番は実際に働き始めてからだと思うので、心身の健康には気を付けながら今後もやれることをやっていこうと思います。(根が楽天家で怠け者なので体壊すまで働いたりは出来ないと思いますがw)
では!
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